私はエリート層の人々というのが、嫌いである。
そもそもエリートとは何か。日々努力をするのは良いことかもしれないが、受験勉強を始めとして、結局のところは他人を蹴落として、場合によっては出し抜いて自分がいい思いをしようとするメンタリティーに基づいている。そしておかしな政治的思惑に追従するので、本当に取り返しがつかないほど世の中を悪くしていることが多い。
「教育」などと言うと聞こえはいいかもしれないが、学校教育における学科の中身を見れば、本当にさもしいの一言に尽きる。 だいたい理科教育に、あまり関係のない生物の詳細が記されつつも、もっとも大事な、生物全体の存続に関わる環境や人体の予防医学について記載がほとんどないのは何なのか。なぜ医学部や医師、医療薬品業界に牛耳られねばならないのか。害が科学的にも既に知られているワクチンが推奨され、反対の声も上げられないのは何なのか
広島・長崎・福島と、多くの被ばく者が生じた・生じている日本において、地球温暖化を理由に、さらに原子力を継続推進している科学者集団とは何なのか。 いったい彼らは道徳心や人心は持っているのか。
しかしこういった狂人集団を、エリートと言われる文系と理系両方の人々が組織的に支えている。まっとうな反対の声は無視されるか潰されていく。東電OL殺人事件で、殺された超優秀な幹部候補女性社員は反原発だったという。
原子力の温排水による海の温暖化にいち早く反対した水戸巌と芝浦工大教授は、優秀な双子の大学生と共に謎の死を遂げた。
能登半島の大地震が起きた後も、日本の原発は止まらない。(ちなみに震源地に近い珠洲は、地元の人々のおかげで原発立地は避けられた。また志賀原発も福島の事故のおかげで当時稼働していなかった)
福島の子供たちを犠牲にして、年間許容量を20倍にもした上、地震国日本における原子力災害を止めようともせず、ゆくゆくは日本を核廃棄物の処理場にしようという国際原子力ロビーの目論見が見え隠れする。
ああ、日本はせいぜい沖縄を除いて終わりだな、アジアの原発がなくならなければ、沖縄だって危ないけれど、と思うことが良くある。
日本が今後、原子力の大災害に見舞われれば、アジアも、偏西風にのって放射性物質は、米国にも達する。ウクライナとその周辺の欧州も同じこと。汚染地帯からせめて子供たちは逃げてほしいが、このような声は、いわゆるエリート層から聞こえてこない。(チェルノブイリ研究のバンダジェフスキー博士くらいなものである)
狂気の核実験の時代に、すでに全地球は放射性物質で汚染され、南極に行っても北極に行っても、それ以前の環境放射能レベルと比べ、上昇してしまったのではあるが。(大気圏内核実験禁止に貢献した米国のスターングラス博士は偉大だった。彼は広島長崎の被ばく者に思いをはせて路線変更した人心を持ち、かつ超優秀な偉大な科学者だった)
植物の栄養素である二酸化炭素ばかりを悪者にし、原子力を復活させようという政治集団とそれを支える科学者たちの良心のなさよ。
科学官僚(テクノクラート)を含むエリート集団がこの動きを止めようとすることはないだろう。地位の安定と今貰える給料ばかりが大事なのであるから。
それが自分たちの子孫の危機をもたらす可能性があるのではないかと真剣に考えることもしないで。
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